ご覧いただきましてありがとうございます。【アンティーク】ミューラー兄弟 のガラス器の出品です。作品はミューラー兄弟による花籠をモチーフとした珍しい金属装飾が施された素晴らしい花瓶です。ミューラーの作品はランプシェードが数多く出回っていますが、このフラワーベースは滅多にお目にかかれない貴重な逸品です。ガラス技法はヴィトリフィカシオン彩によるもので、装飾の金属にはキメ細かな花の彫刻が施されています。下部にアシッド(酸化腐食)によるサイン『Muller Fres. Luneville』が確認できますので、おそらくアール・ヌーヴォー期の1910年代・1920年代制作かと思われます。鑑賞におきましては透過光といい、反射光の表情といい、幻想的なグラデーションに浮かび上がる花束とリボンが観る人の心を惹きつけます。花瓶のモチーフに込められたは当時の情景はどんなに優美だったのでしょう。いにしえの花束物語に思いを馳せてはみてはいかがでしょうか...コンディション:サイン横と底縁に1.5㎜程のチップが各1ヶ所あります。他には若干の経年スクラッチはありますがクラックのダメージは一切ありません。尚、金属装飾につきましては若干の歪み、欠け、いぶし銀のような変色が見受けられるものの全体的に良好な状態です。非常に柔らかい金属が使用されていて、恐らくは錫等の合金ではないかと思います。寸法(約)㎝ : 高さ16×底径6.5×口縁径14.5×リップ厚さ0.6■ ミューラー兄弟(1895 - 1936頃)はフランスはモーゼル地方のガラス工芸家です。10人兄弟の内、5人がエミール・ガレ(アール・ヌーヴォー期のガラス工芸の巨匠)の工房で働きながら知識や技術を習得、1895年に3男のアンリが独立しリュネヴィルにガラス工房開設。以来、兄弟妹全員が集結し、アール・ヌーヴォー様式の作品を得意として1936年まで制作を続けました。注:説明文は材質を含め当方の主観による記載で、真贋を証明するものではありません。尚、商品については西洋アンティークに知識があり、あくまでも100年前の中古品という事に、ご理解いただける方のみの購入をお願いします。#ルソー#ドーム#ルネ・ラリック#カメオ#アールデコ#ハンドメイド#花器#置物#吹きガラス#グラヴィール
商品の情報
カテゴリー | インテリア・住まい・小物 > インテリア小物 > 花瓶 |
商品の状態 | やや傷や汚れあり |